関節リウマチ患者さんの声

「寛解で取り戻した私らしい毎日」


扇 洋子さん(仮名)

54歳、女性。46歳で関節リウマチを発症、47歳で寛解。現在も寛解を維持しながら生活中。

発症当時のつらさ

46歳の冬ごろから足の裏の痛みが出て、朝は体ががちがちに固まったように動きづらく、布団から起き上がるのもつらい状態でした。車の運転やドアをノックするなどの日常のちょっとした動作でも手首や指に強い痛みがありました。字をきれいに書く、歯を磨く、卵焼きを作る、通っていたピラティスをやめるなど、生活の中で困ることが増えるにつれて、自信をなくし、絶望感を味わうことも多くなっていきました。

診断と治療のはじまり

46歳の時にリウマチ専門のクリニックを受診し、レントゲンや血液検査の結果、「関節リウマチ」と診断されました。その翌月、今の主治医である専門医の先生と出会い、治療を始めました。今も定期的に検査を続けています。治療については、注射が苦手であることを伝えて、飲み薬に変更してもらいました。関節リウマチのような慢性疾患では、医師と長く付き合うことになるため、治療方針などについて本音で話せる医師と信頼関係を築けることが大切だと感じています。

医師とのコミュニケーションで大切にしていること

次の4つです。
1つ目は、医師に伝えたいことを日頃からメモしておくことです。胃や頭の痛み、更年期の症状、ヘルペスなども忘れず書きとめ、診察時に伝えるようにしています。予防接種の時期や内容、旅行の予定もメモしておくと役立ちます。

2つ目は、問診票をきちんと書くことです。待ち時間の間にしっかり記入して、伝え漏れがないようにしています。特に伝えることがない場合でも、「おかげさまで調子はいいです」「順調です」「感謝しています」などと記載し、医師とのコミュニケーションのきっかけにもしています。

3つ目は、関節リウマチの薬について、薬の作用や副作用を自分でも少し調べて理解しておくことです。医師任せにせず、自分でも知っておくことで、気になることを相談しやすくなりました。また、新しい治療法にも関心をもって情報を集め、医師に相談するようにしています。

4つ目は、体調の変化や検査値だけではわかりにくいことも、積極的に医師へ伝えることです。歯周病やヘルペスウイルス、がん検診の結果なども、診断や治療のヒントになることがあると感じています。

寛解達成で得られたこと

寛解してからは、これからやりたいことを前向きに考えられるようになり、目標や希望をもてるようになりました。また、寛解を継続できていることで、急な悪化への不安も減り、落ち着いて将来のことを考えられるようになっています。寛解を目指すことで前向きな気持ちや未来への期待がうまれ、家族や自分自身の健康意識を見直すよいきっかけにもなりました。

同じ病気の患者さんへのメッセージ

これまで体調の不安で控えていた遠出や体験にも、前向きに挑戦できるようになりました。同じ関節リウマチで悩んでいる方には、通院を続け、定期的に検査を受けながら、早めに治療を始めることをおすすめしたいです。これまでの治療歴をまとめておくと、転院時にも役立ちます。日々のケアや準備が、安心と前向きな気持ちにつながると思います。ご自身の体調としっかり向き合い、ご家族の支えも大事にしてください。

2026年11月作成
JP-RNQR-210236-8.0